クラリセージのブレンドレシピ:中医学を基にした「金属」のバランス

Clary Sage blend recipe: Chinese Medicine Formula to Balance Metal

このレシピは中医学の原則に基づいて、現代のアロマセラピー実践家たちによって行われているものです。古代中国の医師たちは精油という西洋のものを手に入れることが出来ませんでした。それが今日では、ガブリエル・モージョイやピーター・ホームズのような現代のハーバリストやアロマセラピストらによって古代の中医学で使われてきた植物をそれらの植物から抽出された精油に置き換えて対応させることが実践されています。下記のレシピも中医学における特定の植物を特定の元素に結び付けて捉える考えに基づいています。中医学では、胸部と呼吸器系に関わる症状は陰陽五行説による「金属」の領域に相当します。特にクラリセージは肺の機能を鎮静させると考えられてきました。下記のクラリセージブレンドには、呼吸器系を穏やかにさせる他の2種類の精油が使われているのが特長です。

■用意するもの

クラリセージ精油 2滴

ユーカリ・グロブルス精油 1滴

ジュニパーベリー精油 1滴

■使い方

胸部への塗布法:小さなガラスボウルもしくはビーカーで精油をブレンドします。次にグレープシードオイルスイートアーモンドオイルなどの植物油5~10mlに対して、精油ブレンド4滴を加えます。優しく皮膚にすり込むようにして、胸や喉に塗布します。

吸入法:このブレンドを温かいお湯を張ったボウルに3滴加えて、15~20秒間吸入します。この手順を1回または2回繰り返します。

記事監修:ジョーイ・パワー医師(2016年10月7日)

翻訳監修:堀弘明・堀浩子